
1829-1884
長崎の油商人の娘として生まれる。大火で損害を受けてたが、日本茶貿易を先駆けて企て成功した。困窮する龍馬たちのような脱藩浪士に、パトロンとして金銭的な支援をして何かと面倒をみた。 開国となり、他港が発展していくと長崎は衰退していく。元勲たちは、もう過去のことと、彼女に振り向きもしなかった。浅はかだったと彼女は後悔したという。
明治になり、たばこ貿易詐欺の被害者になり、3000両もの負債を死ぬまでに完済した。死ぬ間際に茶輸出の功績を認められて功労金20円を賜る。

国指定重要文化財 本堂厨子
長崎の大浦慶のゆかりの地を訪ねました。 市電に乗り正覚寺下終点で降ります。京都にある清水寺の僧・慶順により元和9年・1623に創建された清水寺に向かう。掃除をしていた住職さんに大浦慶のお墓の場所を訪ねた。この裏にあるとのことだが、いったん階段を下りて接している道に至る。左に山手の方向に2−3分歩くと案内の看板があった。長崎お決まりの坂道を5−6分行く、左へいく案内板があり4−5分登るとお墓がありました。
新鮮なお花がそえられていて、長崎の人に今でも見守られているようです。

大浦慶墓地 案内板

大浦慶墓
市電の1日乗車券は500円で安くて便利。正覚寺下より次の駅は演歌の題名になっている「思案橋」です。そこで降りて2−3分のところに大浦慶の居宅跡があります。昔と同じ町名・油屋町にあります。 そこはリフォ−ムしているのか新築工事なのかわかりませんが、足場を組みテントで覆われた片隅に石碑はありました。

大浦慶居宅跡
龍馬がそこへ行ったとか行かないのか、「思案橋」の由来は丸山にあった遊郭への思案のしどころからきた名前なのでしょか? 油屋町の市電を挟んで反対側が丸山町・寄合町になります。現在はどうなっているのでしょう? 見ていませんので報告できず。
2018-7-22
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