老人の望郷 失敗の巻
瀬戸田へは何度も造船所に行ったことがあります。けっこう人生の節目の良い記憶があるので、思い出の地です。 耕三寺は昔から有名でした。船乗りの若い時には、目の付け所が違うのでそこには行ったことがありませんでした。
生口島・瀬戸田にはヨットで泊まれる良いところがありません。そのために弓削島の海の駅へ行くことになりました。 老人になると、長年のスキマを埋めるべき、生口島は弓削島近くの島なので、連絡船やフェリ−を乗り継いで瀬戸田を訪れる。 フェリ−を降りたところにはバス停すらなく、バス停さがしから初めて、1時間待ちして東回りバスに乗って、やっと耕三寺に着きました。 それなのに、どっこい、しまったという思いです。 耕三寺は大正時代にコンクリ−ト技術をつかって建てたイミテ−ション建物群でした。 歴史に縁もゆかりもないお寺でした。 歴史好きには、それはとうてい満足させられません。 確かに妻を亡くしてその供養のために建立した意思はりっぱなものですけれども。 今度のシリ−ズでのあちこち行った中で、最低でした。 人それぞれですので、一人勝手な印象でしょうけれども。

耕三寺 本殿 宇治平等院を模す

耕三寺山門 日光を模す
49年前から何度か瀬戸田には行っておりますが、平成の大合併からでしょうか? 町から尾道市になっていました。 ベルカント音楽堂などモダンなものができて、少しナウイ街に変貌しておりました。
2016-8-8