2025年04月01日

金井昭雄さん  難民に眼鏡を



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 金井昭雄さん

2006年10月2日、1983年から行ってきた難民へのメガネ寄贈活動が評価され、国連難民高等弁務官から「ナンセン難民賞」を日本人初受賞。 富士メガネという企業として貢献しているとのは珍しいことだと思う。

 金井昭雄さんがアメリカ留学中、先輩オプトメトリスト(米国の視力測定医)とともに、アリゾナの先住民族の視力検査ボランティアに参加し、自らの仕事の重要さを痛感したと云う。

 彼によると、インドシナ難民がタイに流入したことで、関係者から支援要請を受けました。1983年が富士メガネ創業45周年だったこともあり、記念事業としてタイへの支援がスタートしました。 それから毎年欠かすことなく支援を続け、対象となる国も増加。来月には新たにイラクの国内避難民に新品の眼鏡を送る予定です。 毎年欠かさず継続している理由は「視覚の補正という支援は、それを受けた難民・国内避難民の方々の喜びがとても大きく、関係各所からの要望が強いので、それにお応えしている状況です。メガネを無償で提供するのだから、喜ばれて当たり前かもしれませんが、涙を流したり、我々に抱きついたり、心の底から喜ぶ様子を見ると、連日の検査はきつくても『来年も』と頼まれると断れません」   「これまでに171人の社員を派遣してきました。難民・国内避難民の方々の自立の足掛かりになる様子を目前にして自分の職業を誇りに思い、モチベーション向上につながっています。また、派遣された社員は社会人として広く世界の状況に目を向けるようになります。 財政面での支援も行っており、2013年から10年間かけて総額100万ドルの寄付をしています。 彼は樺太から敗戦で帰国した経験が動機のひとつになっていると云う。



       2025-4-1



posted by 終活・克ヨット at 09:29| Comment(0) | 日記